昨日のネット・ニュースで、『サザエさん』の漫画の中で、磯野フネ役を担当していた声優が降板することになったと出ていた。
その女性は麻生美代子さんといい、御年89歳。高齢に達したため、番組関係者がいろいろと協議した結果、60代女性に替えることにしたようだ。
『サザエさん』は見ないので知らないが、その声優が別の番組でナレーションをしているのは知っている。彼女の声の出し方が特徴的で、いつも古風な感じを覚えていたが、なんとまあ89歳であったとは!
麻生美代子さんの履歴を調べてみると、東京の田端生まれ。なるほど、だから歯切れがいいしゃべりをするのだ。学生時代から舞台女優をやっていたから、発声の仕方を鍛え抜いている。声が全く枯れていない。
一般に、80歳を過ぎた方達は体力が減退しているため、腹式呼吸でしゃべる人は少ないと思う。だから、声に張りがなくなる。だが、意識して声を鍛えさえすれば、ある程度は維持できる。そのためには、語学の勉強も訓練の一助になること間違い無し。