新人講師と泰日文化倶楽部

新人講師であるピカピカ先生は23歳。6月17日から出講していただいているので、そろそろ1ヶ月になる。タイ語を教えるのは初めて。そのため、発音を中心にやっていただくことにし、授業の展開と文法の説明は私がやっている。真面目に頑張ってくれているので一安心だ。
 帰る時はいつも一緒に帰る。高田馬場駅のホームに立って電車を待ちながら、昨晩、私は次のように言った。
 「泰日文化倶楽部はそろそろ満27歳。あなたは23歳。ということは、あなたが生まれる前から、私は高田馬場でタイ語教室をやっていたことになるわね」
 赤ちゃんどころか、影も形もなかったタイ人が、今、こうして私を手伝ってくださっている。なんとまあ有難いことか。
 タイに関わってから46年。泰日文化倶楽部の講師達よりも私のほうが古き良きタイを知っている。しかし、郷愁にひたっているだけではいけない。未来に向かって進もう!