7年前の雑誌から

収納ケースを整理していたら、7年前の雑誌が出てきた。『週刊ダイヤモンド 特大号』(2008年4月12日号)の特集は、「後悔しない老後」。おそらくこの見出しに惹きつけられて購入したものと思われる。
 その他の見出しは何かとチェックしてみると、①ベビーパウダーも危ない! アスベスト被害急増の恐怖。②スタンド淘汰を加速させる列島ガソリン値下げ競争。③格安航空に参入するANAが日本を‟バッシング”するとき。④三洋電機 業績V字回復の裏側で進む経営失速と士気低下の深刻、等々。
 わずか7年前の雑誌だが、いずれの話題も遠い過去の話みたいに思われる。何故ならば、毎日、次から次に新しいニュースが更新されているから、数年前のことはもう忘れている。三洋電機はもう無い。
 雑誌の中で取り上げられた「時の人」は、ゴルファーの石川遼君だ。プロになってから3ヶ月。16歳の顔はとてもういういしい。しかし、今は苦戦中。
 一般的には10年単位で過去を振り返り、現在と比較するものだが、それよりも短い7年ですら、世の中の動きは予想以上に激変している。