美しい毛糸

ここ数日、東日本大震災に関連する報道がたくさんなされた。昨日(3月11日)、学習院大学の正門の前を通ると、半旗がかかげられ、哀悼の意を目白から発していた。
 数種類の新聞を読んだので、何新聞であったかメモするのを忘れたが、京都在住のドイツ女性が震災後、毎月1回、夜行バスで気仙沼まで行き、被災した女性を編物で激励し続けてきたことを知った。彼女は大学でドイツ語を教えておられるが、現地で起業した編物関連の会社をもっと軌道に乗せるために、今春からは大学を辞して、本格的に気仙沼で頑張るとのこと。
 この活動を素敵だなあと思った点は、カラー写真で紹介されたドイツの毛糸の色がそれはそれはカラフルで、人々の気持ちを明るくさせてくれるものであったことだ。
 聞いた話だが、ジム・トンプソンのシルクの染料はドイツのものが使われているそうだ。美しい色に囲まれた生活はなんとすばらしいことか。