授業が面白くないという大学生

昨日、大学の講義が終わったあと、男子学生が私に近づいて来て、こう言った。
 「専門の授業が面白くないっすよ」
 「じゃあ、タイ語は?」
 「面白いっす」
 私は助言した。「教授はその道の専門家です。長く研究をして来られた方なのですから、授業が面白くないとか言わないで、しっかりと聴いてください」
そうは言いながらも、私は内心、彼が私の授業を愛してくださっていることが嬉しかった。今年4月に初めて会った時からすねたような態度を取っている彼に対して、私は根気よく彼を褒め続けてきた。その効果は彼のタイ語の発音にてきめんに現れてきている。とても上手になってきたのだ。嬉しい。