角度・視点の違い

「地方自治法施行60周年記念シリーズ」という記念切手の中で、今年9月10日に売りに出されたのが香川県の切手であった。昨日、新宿郵便局へ行った時、10シートを買った。同郷の友達にもプレゼントをしようと思って。
 香川県の切手は、①栗林公園 ②丸亀城 ③琴弾公園の銭形砂絵 ④平賀源内エレキテル ⑤小豆島のオリーブの5種類。
 丸亀出身の私としては、丸亀城の写真が気に入らない。何故ならば日頃から親しんでいる構図とはかなり異なっており、丸亀城の特徴である扇形の石垣の美しさが全く見られないからである。
 写真の提供元は丸亀市となっているが、写真を請け負った会社、そして、写真を撮った人は丸亀とは関係ない人であろうと想像する。
 いずれにせよ、角度や視点が異なると、趣きも風情も皆、変わる。ものごとを360度、じっくり見ることはなかなかできない。他者の視点も参考にすべきところだが、凝り固まった頭を溶解するには時間がかかりそうだ。