冒険というタイ語

昨日、「タイ語中級 火曜日11:30」のクラスに見学者がみえたので、私も教室に行ってみた。
 授業中、生徒の一人がタイ人講師に向かって、「タイ語で<冒険>は何と言いますか?」と質問した。このクラスは教科書とは別に、いろいろな単語をたずねるのが好きなクラスらしく、ノートにたくさん単語を書いているとのこと。
 タイ人講師は<冒険>という日本語を知らなかったので、私が横から”adventure”と言うと、彼女はすかさず ผจญภัย とホワイト・ボードに書いた。
 ผจญ は「闘う」「打ち負かす」という意味。 ภัย は危害。したがって、「危害と闘う」という意味になる。
 日常生活には危険がいっぱい。危険や危害から逃れようと、日々、神経をとがらせている我々は、毎日、冒険をしていることになる。北極や南極、そして、秘境へ行くことだけが冒険ではない。それらは冒険家(นักผจญภัย)にまかせるとして、一般市民は一日が無駄に終わらないよう、新しい気分で、身の周りの危害と闘って行くしかない。