~秋奏で~

昨日、横須賀へ出かけた。「小原流横須賀支部花展 ~秋奏で~」を鑑賞するためであった。横須賀の街には制服を着た防大生が多く歩いており、いかにも軍港の街だという印象がぬぐえない。
 泰日文化倶楽部で実施されている「アジア女性のための華道教室」の講師は小原流の横須賀支部長の要職にあられる。会場でお会いした講師はご自分の出品作品に関して、次なる説明をしてくださった。
 「花瓶はタイから持ち帰ったものです。バンコクで教えていた時の韓国人の教え子がくれた瓶です。お花は、今年8月にマチュピチュへ出かけた時にたくさん見かけたエア・プランツです。やはりタイの花瓶には豪快な花が似合いますね」
 華道講師は海外旅行がお好きだ。花材探しの旅をなさっておられることが、講師の説明を通してよくわかった。海外で見かけた花を日本の生け花に採り入れる。世界の花を日本の伝統文化に活かしながら、楽しい空間とアートを創造していく。芸術家にとって、旅こそはヒントがいっぱい。