映画「戦場にかける橋」で有名なタイのカンチャナブリー県。カンチャナ(กาญจน)の意味は<金>、ブリー(บุรี)は<町>。したがって、訳せば「金町」となる。
金町と言えば、東京にもある。その金町へ、昨日、仕事で言った。西日暮里から千代田線に乗って我孫子方面に向かうと、亀有と金町の間に中高層のマンション群が見えてきた。一つのマンションには東京理科大学という名前がつけられている。そういえば、大学が移って来て、町が活性化されたという記事を思い出した。
昔であれば、住宅は住宅として、たくさんの団地が何棟にもわたって造られたものだが、今の時代は、なるほど、マンションと大学が同じ敷地にある設計だ。
これは実に便利だと思う。マンションに住んでいる人が大学の講座を聴きに行く。知的刺激があっていい。大学関係者も通勤があって無きが如し。アルバイトをしたい人は大学で何らかの仕事にありつける。
昨日、聞いた話だが、都内に建てられている駅周辺のタワーマンションは、オリンピックを目指して、富裕なる中国人が買いまくっているとのこと。オリンピックが終われば、多額の利ザヤを稼いで売り飛ばすという考えだそうだ。
そういう話はあまりうれしくないが、職・住・学の隣接はまことにすばらしい構想である。