タイの象の置物

昨日のブログで雑司が谷に在る學問所雑司寮明哲院のことを書いたが、そこの御主人(哲学者)が、研究室や応接間も御覧くださいとおっしゃるので、お言葉に甘えて拝見することにした。
 研究室に入った時、私の目に最初に飛び込んきたのは象の置物2体であった。タイ製のものにまちがいないと直感した。
 何故、象の置物が有るのか尋ねてみると、祖父に当たる方が国会内で鍼灸医院をやっておられたことがあり、たくさんの代議士の治療にあたられたが、その中のお一人のS氏から戴いたとのこと。そのS氏は外務大臣をなさっておられた方だから、私もお名前だけはよく存じあげている。
 そこで私は考えた。S氏は外務大臣の時、タイの要人達から象の置物を進呈されたのではなかろうか。
 築101年の日本民家にタイの象の置物がすんなりとおさまっている。全く違和感が無い。