尾道の真珠さん

 結婚以来、ご主人の仕事の関係で尾道に住んでおられる真珠さんから暑中見舞いの絵葉書が届いた。絵は彼女の自宅で栽培した麦を友人のアーティストが描いたものであった。
 「อาจารย์โยชิกาวา、お元気ですか? 私はタイ人研修生の通訳と、フィリピン人研修生の英語通訳の仕事が増えてきました。技能講習です。吉川先生とお話したくなることが度々あります。次回、東京へ行った際には是非お会いできたらと思っています。先生も、万が一、尾道近辺にお越しの際は、是非ともご連絡をくださいね。いろいろとご案内したいです。暑い日が続きますが、ご自愛くださいませ」
 東京つ子である真珠さんが、すっかり瀬戸内の生活に馴染んでいるようで一安心。彼女の場合、日本の田舎に行こうが、タイの地方に行こうが、そして、インドに住もうが、全く関係ない。持ち前の行動力と語学力で、周囲の人達を明るく抱擁するパワーを持っている。
 瀬戸内でタイ語や英語の通訳をするということは、瀬戸内沿岸にタイ人やフィリピン人が働いていることになる。たしか造船関係だと聞いたことがある。
 昨日は、浜松の海でベトナム人が亡くなった。そして、千葉の銚子ではタイ人が飲酒運転をして、日本人が亡くなっている。もはや、日本全国、どこにでも外国人が住むようになった。犯罪も事故も外国人がらみが多い。少しでもお役に立てるよう、語学力をつけておこう。