異業者パーティー

昨晩、日頃から大変にお世話になっているS氏の誕生日パーティーが有った。通信関係会社の社長、インテリア関係のカップル、会計関係のカップル、介護士、そして、私の7名がS氏のお祝いをした。
 世の中に異業種交換会という催しがあるが、そのような会には興味が無い。ビジネス・チャンスを狙う気持ちが無いからである。
 ところが、昨晩の会合は互いに親しく話すことができて非常によかった。ビールとワインを飲む速度が速すぎたので、「皆さん、チヤーチャー(ゆっくり)ね」と、私が言うと、全員がタイ語に興味を覚え、「チヤーチャー(第4声)」と面白がって物真似をした。だが、次第に声調が抜けていき、「チャーチャー(第1声)となり、「お茶、お茶」になってしまった。
 昨晩の参加者の中で、熊本県出身の介護士に注目が集まった。いかに大変な仕事であるか、そして、いかに低賃金であるかということが、彼女の口からではなく、社長から説明があった。
 だが、「火の国 熊本」から上京した彼女は明るくて、はきはきとした口調で気合いたっぷり。地方から東京に来て、ひたすら頑張っている女性を見ただけで、昨晩は刺激をもらった。49年前の自分がそうであったから。