目には青葉

最近、散歩途中で見かける花や木々をスマホで撮っているが、いずれの花もきれいだ。帰宅後、『季寄せ草木花 夏(上)』(朝日新聞社刊 中村草田男監修1997年)で、新緑の頃の草花にまつわる俳句にはどんなものがあるのか調べてみた。
(1)「動くもの皆緑なり風わたる」(五百木瓢亭)
(2)「大風に湧き立つてをる新樹かな」(高浜虚子)
これらの句には<雄大なる広がり>が感じられて、すがすがしくなる。
(3)「あらたうと青葉若葉の日の光」(芭蕉)
この句は、あまりにも有名だ。教科書で習った俳句はやはり耳目にしっかりと残っている。
しかし、何といっても次の句が最高!
(4)「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」(山口素堂 江戸時代の俳人)