水曜日13時からのクラス

昨日から、「タイ語入門 水曜日13:00」のクラスを開講したかったが、正式の申込者がいなかったため、開講を見送った。だが、一名の男性が教室の詳細を知りたいということで、午後1時前に泰日文化倶楽部までわざわざいらしてくださった。
 聞くところによると、彼は勤務先が高田馬場に近いこと、水曜日の午後だけがタイ語の勉強に充てられること、6月にはタイへ行って、古式ボクシングを学びに行きたい、ということであった。
 「古式ボクシング? それは何ですか?」
 「ムアイ・ボーラーンです。タイ式ボクシングの古来から伝わる型を学ぶんです」
 「どこで学べるんですか?」
 「国立競技場です」
 「ああ、サナーム・ギーラー・ヘング・チャートですか」
 すると、彼は、「そうそう、その発音です。それが言えなくて、タクシーに乗っても、運ちゃんに伝わらないんですよ」
 彼の目が輝き始めた。「どうしてもタイ語を勉強したいなあ」
 私は言った。「もう少し待ってください。なんとかして、水曜日13:00クラスを開くようにしますから」