タイへ旅行に行った生徒達から、「タイ人は子供に優しい」という話はよく聞くが、昨夜も、同じようなことを聞くことができた。
「2歳の娘を連れて行ったのですが、ホテルの従業員がよく遊んでくれました。中には、仕事を放っぽり出してですよ。お菓子までくれました。地下鉄に乗ると、恐そうな人相の男がいて、彼が降りる時に私の肩をたたくので、何か因縁でもつけられたのかと思いました。しかし、彼は、席が空いたから座れ、というしぐさをしたんです。娘もタイに着いた最初はとまどっている様子でしたが、すぐになれました。私が
サワッディー カ と、コーププン カ を教えたところ、覚えて言うようになりました」
「あらそうでしたか。ですが、コーププン カ ではなくて、コープクン カ ですよ」と、私は発音を直した。
いずれにせよ、タイ人は子供や高齢者に対して、自然に優しくふるまう。倫理の時間に習うことは習うが、習ったからといって、全員がきちんとできるものではない。ものすごく自然であることは、日本人から見ると、ものすごく羨ましい限りだ。