いろいろな範疇の単語を覚えよう!

昨日、語彙力テストを実施したが、出題した語彙は全部で100語。受験生の希望を聞き入れて、日本語からタイ語に訳し、タイ文字で書くという出題であった。
 語彙は幅広いジャンル(範疇)から出した。理由は、、偏った範囲から出すと、受験者の関心と一致しない場合、受験者ががっかりするからである。
 外国語を勉強する場合、生徒達は『用語集』というのをすぐに買うが、便利で、てっとり早いように思われるものの、案外、すぐに飽きてしまうものである。自分で作った単語帳のほうが断然いい。何故ならば、授業の光景を思い出しながら、そして、先生の声が耳に残っているから、5~6回、その単語を唱えると、必ずや覚えられる。
 いずれにせよ、幅広い分野の単語を少しずつ覚えればいい。たとえば、第1週目は、飛行機と空港、第2週目は、飛行機の切符の予約と離発着時間、第3週目は、機内食や飲み物(ビールや水、ジュースなど)を所望する時の会話、第4週目は、機長、CA(客室乗務員)、第5週目は、飛行機の類別詞、等々、というように必要な場面を想定して、それに付随した単語を優先して覚えるといい。
 若い時は、勢いで単語が覚えられるが、年齢を重ねると、単語を覚えるということに拒否反応が生じる。したがって、楽しく、ゆっくりと覚えていくのがベストだが、偏った範疇の単語だけでは会話に幅が増えないので、意識して、いろいろな分野の単語を勉強しよう。