森ガール と 麻の服

 「山ガール」という言葉を聞いてからもう久しいが、それに加えて、最近は「森ガール」だそうである。その「森ガール」のファッションについて、泰日文化倶楽部でフランス語を習っているダブルAパニック店主のYさんが教えてくださった。
 Yさんによると、森ガールのファッションは、ナチュラルであること、そして、縛りが無いふわーっとしたもので、麻の服などは最適だそうである。彼女はその麻製の服を仕入れるため、今週、インドへと向かう。
 確かに、麻の服はなんとも形容しがたいほど着心地がいい。私も今夏はタイで買って来た麻のブラウスを愛用している。どんな猛暑であろうとも、麻なら涼しい。難点は、皺が目立つこと。だが、皺こそが麻の象徴でもある。
 かつて、バンコクで昔の生徒さんとお会いした時、彼は白い麻のスーツで現れた。彼はもう天国に旅立ってしまわれたが、彼のファッションだけは脳裏に焼き付いて離れない。