音楽 vs 語学

私が住んでいるマンションではご近所さんからフルートの音が聞こえてくる。とてもお上手だから、練習の音は全く気にならない。先日、テレビを見ていたら、フルート教室が紹介され、20人くらいのクラスの中で、一番長く習っている方として、そのご近所さんがインタビューされていた。
親しくしているマンション仲間は、ヴァイオリンを習っている方や、防音室を造ってピアノを楽しんでいる方もおられる。3人集まれば、室内コンサートが開けそうだ。
そこへ行くと、私は音楽はからきしだめである。ましてや楽器を演奏することは無理。習ったことがないから。あっ、そうそう、琴は習ったことがあった。六段もかつては楽譜無しで弾けた。だが、それは遠い昔。
「音楽はだめです」と、がっかりした様子で言うと、「語学があるじゃないですか」と、慰めてくれる人がいた。「楽」と「学」は同じ響きだから、どちらかできれば、まあ良しとしよう。