砂糖(さとうきび タイ)

昨日の午後、大雨のため各地の交通網が乱れに乱れた。上野駅から目白駅まで山手線を利用したが、帰宅時間と重なったこともあって電車の中はごった返し、それだけでも疲れた。疲労回復には甘いものがいいと思い、近所のスーパーでまたしても一口羊羹を買った。

先日コンビニで買った小倉羊羹と製造元は同じだった。だが、パッケージが箱入りではなくて、ビニール包装だけ。スーパーで販売しているもののほうが安くて大きい。顧客層が異なるのを狙ってのことか?

原材料名を見ると、小豆餡=砂糖(さとうきび タイ)と書いてあった。「タイ」という文字を見ただけで疲れが吹っ飛んだ。「新潟仕込み 香ばし醤油味の一口せんべい」も同時に買ったが、これまた原材料名が、米(米国産、タイ産、国産)と書いてあった。「タイ」は身近だ。

Modalという単語

日が暮れるのが早くなった。そろそろ夏服をしまいたいところだが、毎日暑くてそうもいかない。今年買ったブラウスが着やすくてとても重宝した。アイロンをかける時、タグを見ると、何とミャンマー製であった。縫製のうまさに脱帽。

家ではアメリカからのお土産としていただいたTシャツを着ている。タグに注目すると「Made in Peru」であった。「Cotton 50% Modal 50%」という表記の中の「Modal」という意味がわからない。調べると、いろいろな意味が有ることがわかった。いわゆる同音異義語である。

繊維関係で使われる場合は、「モーダル素材(Lenzing Modal):木材パルプを原料としたレーヨンの一種で、滑らかでソフトな肌触りと高い吸湿性が特徴」だそうだ。アジアの繊維工場でも使用されているか否かは知らないが、なかなか着心地がいい。アメリカ人向けの製品だからMサイズと書いてはあるものの、私にとってはLLサイズに等しい。

今日の語彙

1.総裁選      2.総務省

3.株主総会     4.総利益

5.国内総生産    6.総資産

7.総攻撃をかける  8.総括する

9.総代      10.総監督

11.房総半島   12.高校総体

音読練習をしよう!

元タイ人講師のお母様とは6年もの長きにわたり、毎日、ラインで写真の送信をしあっている。曜日に因んだ色(7色)を選ぶのが原則だから、昨日は月曜日の黄色。タイからは黄金色の巾着袋の写真が届いた。まるで正月が来たかのよう….。まことに目出度い。さらに私が気に入ったのは次なる言葉だ。よく見れば、母音や子音を押韻させているので実に響きがいい。音読練習にもってこいである。

โชคดีมีสุข มั่งมีเงินทอง รุ่งเรือง ราบรื่น แข็งแรง

日本人の発音の欠点は多々ある。1)平声の「มี」を高声で発音する傾向が強い。2)母音の「แ」が「เ」になっている。3)「ร」の発音が「ล」になっている。4)末子音の「ง」と「น」が逆転している。意識して発音し、やがては意識しなくても自然に発音できるようになるのが理想。

KOM KOM

約20年前、チャルンクルン通りのロビンソンでカービング・ナイフを買った。そして、1回だけカービングを習ったことがある。野菜やフルーツではなく石鹸を使って花を彫ったが、細かい手仕事は性に合わなくて続かなかった。

そのカービング・ナイフはしばらくお蔵入りとなっていた。だが、或る日、ふとしたことで目にとまったので、以来、ペーパーナイフとして使っている。これまでナイフの柄に貼ってあるシールをじっくりと見たことがなかったが、「KOM KOM」というブランドであるのに気がついた。

「KOM」をタイ語に直すと、「คม」。意味は「鋭い」だ。よって、「KOM KOM」は「鋭い 鋭い」となる。確かに刃の先端が鋭利だ。故に細かく彫れるのであろう。この「คม」は、頭がシャープな場合にも使われる。ボーとしてないで、毎日、「KOM KOM コムコム」しよう。

今日の翻訳

『หนังสือเรียน รายวิชาพื้นฐาน พระพุทธศาสนา』(タイ国小学校2年生向け พ.ศ.๒๕๕๓)の第7章の一部から出題する。

๑. แม่อธิบายต่อถึงหน้าที่สำคัญของชาวพุทธที่ควรทำ เช่น

๒. ปฏิญาณตนเป็นพุทธมามกะ

๓. ประพฤติตนตามหลักธรรม

๔. ปฏิบัติตนอย่างเหมาะสมต่อพระสงฆ์

๕. สวดมนต์แผ่เมตตาและทำบุญหรือทำความดีทุกวัน

東北タイの少年

ダルニー基金事務所から私が支援している中学生2名の写真とアンケートが送られて来た。今年はブンカーン県(จ.บึงกาฬ)とルーイ県(จ.เลย)の少年達である。彼らの通学距離を見ると約3キロ。おそらく歩いて行っているのであろう。

「家の手伝いช่วยงาน」の項目で、彼らは「水汲みตักน้ำ/กรอกน้ำ」のところにレ点をつけていた。ということは、まだまだ水道事情が思うように行っていないということだ。

あれやこれや考えると東北タイはまだまだ厳しそうである。私は仕事柄、東北タイからの出稼ぎの人達に会うことが多い。子供に高い教育をつけたいと願う親の気持ちがひしひしと伝わってくる。

抹茶のタイ語表記

タイ人の間で抹茶ブームが起きて久しいのは知っている。何故ならば、来日したタイ人旅行者が抹茶の買い占めに走り、デパートでは品薄どころか、売り切れ状態が続いているからである。

さて、その抹茶だが、タイ語でどのように表記するのか考えたこともなかった。調べてみると、「มัทฉะ」と書いていた。しかし、先日、タイ人講師から、「มัตจะ」という表記に変更になりつつあると聞かされた。AIに及んでは、「มะฉะ」となっている。

上記の表記に於いていずれもしっくり来ないのは、「茶 ชา」というイメージが見当たらないからかもしれない。音声表記からだけでは抹茶の味わいを感じ取るのは無理。やはり、抹茶を点ててこそわかる奥深さ、そして、亭主と客の問答にこそ学ぶものが多いのである。

今日のタイ語作文

1.外国語の学習の場合、いくら単語を覚えても流暢に話すことはできない。

2.大学で経済学を専攻しても、経済のすべてが理解できたわけではない。

3.音楽大学のピアノ科を卒業しても、ピアニストになれる人は本当に少ない。

4.医者の子供は親の期待にこたえて医学部を志望するが、歯医者は多すぎる。

5.画家になっても、果たして絵は売れるのであろうか?

長月と梨

長月(9月)の呼称の由来は「長夜月」からという説が主流だそうだ。他に、9月は長雨が続くからという説も有る。今晩あたり、一雨どころか大雨が予報されている。線状降水帯という言葉は好きではないが、雨の恵みが待たれる。

高田馬場の栄通りにある八百屋で梨を買った。「幸水」という梨だ。関東で一番ポピュラーな種類だそうだから目新しさは無いが、命名が素晴らしい。

幸せを感じるのは人様々。幸せを見つけるのも工夫次第。五穀豊穣を祝う笛太鼓の音があちらこちらで聞かれることを祈りつつ、長月に梨を食べて憂いなしで過ごそう。