10月28日、先輩に会うため春日部方面へ出かけた。その日は好天。だが風が冷たかった。帰宅後、関東地方に木枯らし1号が吹いたことがわかった。季節の移り変わりは早い。俳句の季語に「凩(こがらし)」があるが、この漢字は日本で作られた漢字だそうだ。
10月31日、泰日文化倶楽部で「アジア女性のための生け花教室」を開催した。花屋が運んで来た花はいい枝ぶりに欠けていた。思わず文句を言うと、華道講師に注意された。「もの皆、枯れていっています。ですから、枯れた様子を生けるのです」
長い間、生け花を教わっているが、「枯れた枝を生けて、枯れていく風情を醸し出す」という教えに共鳴するものを覚えた。華々しさだけを求めてはいけない。日本の四季とともに「枯れ」を知ること。これこそが広い意味での文化だ。
