世の中、無口で無関心になる一方である。子供達に話しかけるのも憚られるような時代。一体、誰がそのようにしたかと問いたい。
昨日、区役所での用事が終わりバス停へと向かった。病身で衰弱しきった老人がベンチに座っていた。彼が話しかけてきたので私はびっくり。「バスはあと2分で来るよ」という短い文の中に彼の優しさを覚えた。私も気持ちよく応じた。「有難うございます」と。
若者であればAIに質問するかもしれない。「見知らぬ汚い老人から話しかけられたらどうすればいいか?」と。スマホをいじる前に、人と人との対処の仕方は自分の感覚で判断するようにしようではないか。無視が無難と思う人が多数であろう。だが、ほんの「ひと声」は、温もりのある「人声」を通じて、人と人の気持ちをつなげる。
