雑司ヶ谷散策

昨日の朝、手紙を投函しに行ったついでに、雑司ヶ谷界隈を1時間くらい散歩することにした。目白通りから不忍通りに入り、日本女子大学寮の近くまで来ると、雑司ヶ谷の地名の由来が書かれた案内板が立っていた。いろいろな説が有ると書かれており、いずれが正しいのか確定していないようだ。
 御醍醐天皇の時、雑色(ぞうしき)、すなわち、朝廷の雑務係の人達が住んでいたという説。他には、法明寺の雑司料の取り立てと関係しているという説。なんだかお金の取り立てが有ったと聞くと、あまり嬉しくもない。
 その案内板の近くには菊池寛が住んでいた。他にも作家達が住んでいたようだから、思索するにはふさわしい場所であったのであろう。
 もう少し歩くと、雑司ヶ谷霊園がある。この霊園にはさらに多くの作家達が眠っている。だが、霊園は散歩しない。歩いているうちに、黄泉の国に誘い込まれることだけは御免こうむりたいからである。

今日の宿題

浜松から来た友人から、「みそまん」という饅頭をお土産にいただいた。春華堂という菓匠が書いている説明書きを以下に書き写すので、前置詞や関係代名詞をうまく駆使しながら、長文をタイ語に訳してみよう。

1)その昔、遠州はサトウキビ栽培が盛んだったため饅頭に黒糖が使われ、皮が味噌のような色からみそまんと呼ばれるようになったという。

2)春華堂はこれによくあうまろやかな味噌を厳選し、皮の生地に練り込みました。

3)和菓子職人が早朝じっくりと炊き上げる、旨味ゆたかなこし餡との相性良く、郷愁の深い味わいに仕上がりました。

タイ語、面白い!

昨日の午後は個人レッスンが有った。受講者のM子さんは昨年8月から勉強に来ておられるから、高田馬場の教室に通って来ること、半年が経過。
 彼女はいつも「タイ語、面白い!」と言ってくださる。そして、勉強した日の夜、楽しかったことをラインで送信してこられる。だから、次週も彼女に応えてあげたいという気持ちが芽生え、私も頑張る。二人の綱引きは波長が合って気分がいい。
 今月から開講された「タイ語入門 火曜日19:00」の新規クラスの生徒達も皆、タイ語の授業が面白いと言ってくださる。見学者は授業後、「来週から入会します」と言って、反応がきわめてよい。
 教える側と習う側の双方が、「面白い!」と思ったところに生じる空気。それがたまらない。

今日の宿題

タイ人の友人・知人が来日した時、是非とも案内したい素朴な場所を5ヵ所、列挙し、その理由をタイ語で書きなさい。ただし、条件として、浅草、銀座、鎌倉、日光、京都等の有名観光地は除外とする。
 つまり、自分自身が考える素朴で、かつ、思い出に残りそうな場所を列挙してほしいので、生徒達によって各自、異なるスポットが書き出されることを期待する。

黴との闘い

指輪先生が先日、こぼしておられた。「2ヶ月後に東京に戻って来て驚いたことがあります。それは冷蔵庫が黴だらけになっていて使い物にならず、捨ててしまいました」
 余計な出費に残念がっておられることは表情からありありだ。タイで暮らしていれば、お手伝いさんがいるから、台所の心配は無用。彼女は東京での一人暮らしの大変さを感じたというわけである。
 いずれにせよ、黴はどこにでもはえる。いつも注意してこまめに掃除をしない限り、黴だらけだ。「黴がはえる」はタイ語では「ขึ้นรา」。
 今日は教室に雑排水管の洗浄業者がやって来る。マンションの場合、全部の部屋の雑排水管を洗浄しない限り効果は低いと思うが、全員が在宅しているわけでもないから、100%というわけにはいかない。
 たまたま、今朝のコマーシャルで、黴キラーの宣伝が目にとまった。なるほど、黴対策の製品のCMは一年中、流してこそ効果有りということか。

月曜日クラスの生徒さん、頑張って!

1月7日の火曜日の授業からスタートした令和2年。ほとんどのクラスが2週目を終えたというのに、唯一、まだ始まっていないクラスが有る。それは月曜日のクラスだ。先週の月曜日は成人式で祝日。したがって、今日から勉強を開始する。
 月曜日の生徒達は祝日が多くて喜んでいるが、休みが多すぎるクラスには成果が望めない。のんびりムードで勉強するのはやめて、今年は気合を入れて頑張ってください!

今日の宿題

今日は日曜日だから宿題を出さないほうがいいと思うが、日曜日だからこそタイ語を復習したいという生徒達のために、次なるタイ語作文を課す。

1.昨日、「アジア女性のための生け花クラス」を開催した。参加者は5名。
2.この生け花クラスは2007年1月から始めたので、14年目に入った。
3.受講料はずっと¥2,000だが、花代が年々値上がりをしている。
4.昨日、使用した花瓶は丸型ではなくて、小判型であった。
5.長い間、鋏を使用してきているので、研ぐ必要がある。

見学者は早い決断を!

1月14日から「タイ語入門 火曜日19:00」を新規開講した。新クラスは半年ぶりである。
 入会した生徒さんはわずかに2名。しかし、申し込んで来られた時から彼らの情熱を感じた。だから開講に踏み切ったわけである。
 想像した通り、二人ともタイ語に対する勘がすぐれていた。それもそのはず、これまで何度もタイへ行っておられるからだ。
 開講後、さらに2名の方達から見学の打診があり、そのうちの1名は昨夜、教室に来訪。「タイ語初級 金曜日18:00」のクラスを見学していただき、教室の雰囲気だけでも感じ取ってほしいと思ったところ、即、入会を決断してくださった。令和2年は教室の運気が向上しそうだ、

2020円のお年玉

茶道仲間の一人は鎌倉駅前に在る老舗洋菓子店でバイトをしている。今年も元旦から出勤であったそうだが、店側からお年玉が出たそうだ。
 袋を開けてみると、2千円。ところが、あと20円入っているのに気付いたとのこと。今年の2020年にあわせたアイディアであることは明々白々。
 その話を聞いた私は、20円が持つ意味をさらに考えた。たかが20円。しかし、気持ちがよく伝わる20円!
「1円が足りないが故に1円に泣く」という話をよく聞くが、この20円はきわめて大切だと思う。
 要は気持ちの問題だ。人に何かを差し上げる時は、ぎりぎりではなくて、余裕とユーモアをもち、余韻を感じてもらうような工夫をしたいものである。

今日の宿題

『日本人とは何か』(加藤周一 講談社学術文庫 1976)の中の「外から見た日本」という章に書かれた文章を抜粋する。タイ語に訳してみよう。

(1)文化的な日本を外からみれば、どういう印象をえられるでだろうか。徳川時代の鎖国は、内外の交渉をほとんど全く断っていた。

(2)明治以後の半鎖国は、外から内への流入を許して内から外への流出を事実上抑えてきた。それが内から外への方向も含んで、片側通行でない開国へ向う気配が、今日に至ってみえないこともないようである。

(3)海外旅行の自由化は、その一つのしるしである、また数学者・自然科学者・技術者・音楽家・建築家で、国外で活動する人々が多くなったのは、またその一つのしるしであろう。