身近な事件

昨日、「タイ語初級 水曜日13:00」のクラスを代講した。生徒は男性ばかり3名。授業の始めは身近な話題から入るのが一番いいと思って、それぞれにこの一週間の出来事を尋ねた。
 すると、Yさんがいつになく興奮しておられる。顔の表情もひきつりがち….。そして、タイ語で言おうとしたが、「2คน (2人)」としか言えない。
 「何が2人なのですか?」と、主語と動詞を求めると、あとは日本語。「熊谷で殺人事件がありました。私の家からそう遠くありません」
 <殺人事件>は、タイ語でฆาตกรรม(カータガム)、ただし、<殺す>という動詞は、ฆ่า(カー)です、とホワイトボードに書いて教えてあげた。
 そのニュースを私は知らなかった。ところが、昨晩、さらに4名の女性達が殺されたニュースを知って、戦慄を覚えた。
 熊谷から高田馬場まで、高い交通費を支払って、毎週、熱心に通って来てくださっているYさん。おそらく、昨晩は熟睡できなかったことであろう。