若者のストリート・ダンスの公演を2時間、真面目に見たところ、私には照明がどぎつかったらしく、その時は気がつかなかったが、元生徒さん達との夜の会合が終わる頃、急に頭が痛くなった。
心配した皆さんが、是非とも病院へ行ったほうがいいというので、レストランから近くて急患を受け入れる病院を探し出してくれた。病院は、日本赤十字医療センター。
問診の結果、念のためにということで、頭のCTを撮った。特に異常がなかったので、薬ももらわずに帰宅した。
翌日、日赤病院の領収書を見てみた。すると、すべて英語訳付きであった。私が感心したことは、赤十字の創設者であるアンリ・デュナンの言葉が裏面に書かれていたことであった。
「傷ついた兵士はもはや兵士ではない、人間である。人間同士としてその尊い生命は救われなければならない」