日曜日に表参道を歩いた時、東京ユニオンチャーチの入口のところでニットの手作り製品が売られていた。興味を覚えて中に入って行くと、それらの製品が東日本大震災で被害に遭った女性達が編んだものであることがわかった。いずれもそれはそれは立派に編まれたもので、プロ級のものであった。私はその中からひざ掛けを買った。自分でも編めるが、寄付に参加したかったからである。
帰宅して製品についているタグをよく見てみると、大槌の女性(SYさん)が編んだということが、署名でわかった。編み目もすばらしいが、署名の漢字に品と力強さを見た。「ちゃんと前を向いて、しっかりと生きています!」という気持ちが伝わってきた。タグには次なる説明が書いてあった。
ーー日本全国、アメリカ、ヨーロッパからもご寄附頂いた毛糸を使い、3.11東日本大震災「被災地発!」の全てがハンドメイドの作品を作っています。編み物をすることによって、何もない所から一歩前に進む勇気と希望を貰いました。私達が一目一目心を込めて編み上げた作品。それが「HEART KNIT」です。
三陸の女性達がアミマーとして、毎日、明るく楽しく編んでいることをWEBで知った。ケネディ大使がアミマー達を訪問しているニュースが流れたが、ちょうど手作り作品を買ったばかりなので、情景がよくわかった。