一日の寒暖差が激しい。今朝も天気予報士が言っていた。「出かける時は暑くても、お帰りの時は冷えていますので、はおるものを一枚お持ちになってください」
タイ語で<はおる>は、<ห่ม ホム>という。頭子音の発音が日本語もタイ語も<h音>なので、いずれもふわりとした感じが有り、日本人とタイ人の感覚の近似性を覚える。
タイの僧侶の黄衣の着方を<ห่มจีวร>という。たしかに黄衣を身体に軽くまとわせている感じだ。227の戒律を守る厳しい生活の中にあって、身体だけは縛りつけていない。
<นุ่งลมห่มฟ้า>という慣用句は、直訳すると、「腰から下は風を穿き、上体は空をはおる」。その意味するところは、「すっぱだか」。温泉好きの日本人にはぴったりの表現だ。