おこわ(御強)

昨日、仕事帰りにスーパーに寄って弁当を買った。「華おこわと季節の天ぷらのお弁当」と書いてあった。彩りが美しかったのですぐに手が伸びた。桜の花弁で染められた桃色のおこわの上には桜海老と桜の花の蕾(塩漬け)がのっていた。

おこわは「御強」と書くようだ。調べてみると、「元々は強飯(こわいい)と言ったが、女房詞が一般化して、おこわとなった。赤飯もおこわに含まれ、狭義では赤飯のことを指す」とのこと。

赤飯は「晴れの日」に食べるのが習わし。しかし、気分を変えたい時に色がついたおこわを食べると楽しくなる。白米よりも噛む力が要求されるから、頭への刺激も高まる。おこわ(御強)、おこわ(御強)と反復しているうちに、「御強」の漢字から来るイメージが「勉強、勉強」へと変わって行った。さあ、勉強だ、勉強。