懐かしい風景

昨日、仕事で石神井公園の近くへ出かけた。石神井公園駅から吉祥寺駅までバスが出ており、私の母校の大学の前でも停車することがわかった。だが、私はバスには乗らず富士街道を歩いた。

ランチ後、日光浴のために石神井公園近くを歩くと、懐かしい風景が目にとまった。それは私が大学4年の時に教育実習で行った中学の周辺に似ていたからである。55年前の自分を急に思い出した。讃岐弁のアクセントを気にしながら英語の授業をした。あの頃の生徒も今では70歳。

武蔵野の風景は都市化でかなり変わってしまったが、それでも大きな樹木の連なりを見るとほっとする。石神井公園駅前にもタワーマンションが建つという貼紙が出ていたが、人工的なタワマンよりも、長い風雪に耐えぬいて来た樹々の雄々しい姿のほうがはるかにすばらしい。