シュトーレン

昨日、今年最後の茶道教室に参加した。主菓子は和菓子ではなくて、なんとドイツのパン菓子<シュトーレン>であった。この菓子は1ヶ月も持つクリスマス菓子で、14世紀から食されているそうだ。

調べてみると、「シュトーレンとはドイツ語で<坑道>という意味。パン菓子の形状から命名したが、元々はイエス・キリストの生誕場所のイメージが下敷きにある」というような解説であった。

坑道と言えば、石炭や鉱物の採掘を思い出す。だが、坑道=地下道でもある。地下道は国を問わず、隠密作戦のためにいつの時代にも掘られて来た。掘ったものは使う。しかし、逃げ場無き殺戮場所になることだけはなんとか回避できないものか。