桜と緑

 3月25日、「アジア女性のための生け花クラス」を実施した。花材は吉野桜と鳴子百合。生けるポイントは桜の枝選び。ついつい桜の花にばかり目が行くが、この日の主役は枝そのものであった。淡いピンクの花びらはどこかかよわい雰囲気を醸し出すものの、そこに鳴子百合の葉を添えると、花が生き生きとしてきた。緑は大事。それを学んだ。
 ところで、月に1回、泰日文化倶楽部で開催している生け花クラスに参加している衣装デザイナーの斎藤ヒロスミさんが、3月19日に放映されたTBS番組の『情熱大陸』に出演。華道講師も一緒に数分だけ出られた。
 それを見た新宿区在住の女性がさっそく電話をかけて来た。「生け花を習いたいです!」 テレビの反響は大きい。