กิจวัตร(日課)

 使用しているテキストに「กิจวัตรประจำวัน(日課)」という表現が出て来た。กิจ(仕事)+ วัตร(勤行 ごんぎょう)+ ประจำวัน(一日に決められた)」からなる組み合わせだが、ประจำวันを省いても、意味は変わらず「日課」である。
 กิจはธุรกิจ(ビジネス)で馴染んでいる単語だが、ここではお金とは関係のない行為としての「つとめ」である。そして、วัตร้は表記からしていかにも仏教的なおもむきを感じさせるパーリ語起源の単語である。「なすべき仕事、義務、品行、遂行」という意味が辞書には出ている。
 いずれにせよ、日課(ルーティーン routine)を決めて、それを着々とこなしていくことができるということは幸せだ。日々、仏前で読経し、勤行(おつとめ)を果たしているに等しい。お金を稼ぐだけが勤めではない。遊行期に達したならば、自分に見合ったกิจวัตรを静かに遂行するのみである。