カタテマ

 昨日、組紐のプロである元生徒さんからラインが有った。「上野桜木あたりのカタテマという店の床の間で、指ぬき作家の方と着物リメイク作家の方の作品をお借りして、帯紐等を展示しています」
 さっそく調べてみた。「上野桜木あたりのカタテマ」は確かに店名であった。変わった名前だと思ったが、何度も発音しているうちに、「上野桜木に在る片手間の仕事を展示している店」と思われて来た。
 しかし、片手間とは大違い。プロ達の作品ばかりだから商品は本物である。店名にカタカナを使うことで奇をてらったのかもしれない。
 最近、こういう事例によく接するようになった。雑誌名の「ハルメク」、電子レンジの「ヘルシオ」、等。カタカナ表記をすることで、客の興味を「和」から「洋」に向かわせようとしている。