炉開き

 昨日は茶道教室の炉開きであった。茶道では正月にあたる。そこでいつもより格の高い着物を着て生徒達は炉開きのお祝いをした。茶道講師と生徒4名の計5名が着物を着て教室に向かう姿はかなり目立ったようである。
 私は2日前から二重太鼓の帯の結び方を練習し、当日にはすいすいと結べるように時間を計った。その他、いろいろと緊張して炉開きに臨んだ。しかし、自分がお点前をしている時、指が変に動いて棗を倒してしまい抹茶の3分の1が畳にこぼれ落ちてしまった。
 緊張に緊張を重ね、慎重にお点前をしているにもかかわらず、最悪の場面となり、自分の心身の平衡感覚が崩れてしまったことを恥じた。茶道講師曰く、「そういうことが一番の勉強になりますよ」、と。