熱海の土石流

 昨日は早朝からテレビの画面の上に出る避難状況に気が気でなかった。東海・神奈川・房総に集中した大雨に関する報道に接し、それらの地域に住む親戚や友人達、そして、元生徒達のことが心配であったからだ。

 午後の授業に参加している時、スマホで災害ニュースをチェックすると、富士山の映像が背景に使われていたので、いよいよ富士山が爆発したかと思った。熱海で土石流が発生したとのこと。想像だにしなかった映像を見て、すぐにも個人レッスン中の生徒にこのニュースを知らせた。何故ならば、彼は国土交通省で働いている方であるからだ。

 彼の表情はすぐに変わった。彼は言った。「担当地域ではありませんから今すぐ緊急出動の声がかかることはないのですが、災害の規模によっては国内のどこへでも行かざるを得ません」

 タイ語と英会話の授業を個人レッスンで受けている彼はとても幸せそうだ。だが、災害ニュースで彼の自由時間はあっというまに緊張へ…..。平常時というものはなかなか無い。