銀座の画廊主

3日間、どこにも出かけないと足腰が硬直してきた。そこで、昨日は、日本橋へ出かけ、高島屋で開催されている「野見山暁治のいま展 100歳記念」を鑑賞。彼の文章は非常にすばらしいので、ついでに本を3冊購入した。
 その後、銀座みゆき通りの画廊「向日葵」へ。友人(画家)がお世話している「九州・山口グループ展」を観るためである。
 画廊の中に入ると誰もいなかった。しばらくして、上品な女性が現れた。画廊の店主であった。彼女は私の友人をよく知っていた。何故ならば、友人がよく利用しているから。彼女と5分くらい話したが、この大変な情勢にもかかわらず、おだやかな物言いであった。そのことに私は感銘を覚えた。
 上記のグループ展は近くの画廊でも開催されていた。あづま通りにあるから「ギャラリー あづま」。そちらへ回ると、今度は先ほどの女性のご主人が現れた。彼もとても感じが良い方であった。
 「不要不急」という言葉に縛られていると、芸術は沈没する。画廊主は縁の下の力持ちだ。