ภักษา という単語

 生徒さんの翻訳を添削していると、「ภ้กษา パックサー」という単語に出くわした。ほとんど見かけることが無い単語だ。前後の文脈から、「食物」という意味であることは推測できた。辞書で調べると、サンスクリット、パーリ語系列から来た文語であった。
 それにしても、「ภาษา パーサー 言語」という単語と、なんとまあ字面が似ていることか!
 穿った見方をするならば、「パーサー 言語」は、すなわち、人間にとって、「パックサー 食物」と同格に位置するものかもしれない。
 いや、待てよ。他にも似たような単語が有る。「ภาษี パーシー 税金」、及び、「ภาระ パーラ 責務」だ。これらも我々人間につきまとって離れないものだ。
 いろいろな「ภาพ パープ 状態、図、絵、像」を描きながら、人生は進んで行く。