マルチン病院

今年の夏は全く予定を立てていなかったが、従兄(92歳)の娘から、「父がマルチン病院に入院しています」という一報が入って来たので、先祖の墓参も兼ねて、急遽、日帰りのつもりで瀬戸大橋を渡った。
 マルチン病院? あまり聞き慣れない名前だなあと思いつつ、ネットで調べると、正しくは「坂出聖マルチン病院」と言い、聖ドミニコ宣教修道女会が昭和24年(1949年)から運営している病院であることを知った。空海が生まれた香川県。したがって、真言宗のイメージが強い環境の中にあって、カトリック系の病院が70年間も地域医療に頑張っているとは!
 病院は2年前に建てなおされたばかり。とても清潔で、廊下も広々。7階からは瀬戸内海が見える。
 何よりもよかったのは、のんびり感。仕事の関係で都内の病院へはよく行くが、形容しがたい緊張感と圧迫感が嫌いである。そして、何よりも人が多すぎる。もしも長期療養に入るようなことになれば、田舎の病院のほうがいいな。