まおの石頭シュークリーム

黄金週間に郷里へ帰った時、宇多津駅のそばにある菓匠兼喫茶店に寄ってみた。本当はうどん店に入って本場の讃岐うどんを食べたかったのだが、長蛇の列を見て断念。
 その喫茶店に入るのは2度目。前回来た時よりも盛況であった。珍しいネーミングに惹かれて、私は「まおの石頭」というシュークリームを注文。名前通り外側はやや硬かった。しかしサクサク感が有って新鮮。中からは丁度いい甘さのクリームが登場。一緒に頼んだアイスティーはアールグレーの香りが何ともいえず文学的。お茶をしている客は40歳前後のママ達。おしゃべりに屈託がない。
 この店が在る辺りは、昔、塩田であった。60年後は素敵な洋菓子店に変身。渋谷文化村の中にある有名な店よりも美味しかった。そして、そこの店の菓子のネーミングがとにかく面白い。「こでぶのチーズタルト」、「でぶのもとチョコタルト」、等々。
 私は思う。地方再生は美味しいお菓子からはどうだろう。女性達が溌剌として頑張ってくれるはずだ。