使用方法の説明(タイ語&英語)

 昨日、来日中のタイ女性から小物バッグを頂いた。藍色地に拡大した江戸小紋の模様が入っている。浅草で買って来たのであろうか? 一瞬、そう思った。しかし、使用方法の説明を読むと、やはりタイの製品であった。
 กระเป๋าผ้าพื้นเมืองแท้ หูกระเป๋าไขว้กันโดยสอดหูหระเป๋าที่ยาวกว่าในช่องที่สั้นกว่า แล้วถือ หรือ คล้องแขวน 
*ข้อควรระวัง หากซัก ห้ามซักเครื่อง
 わずかこれだけの文章ではあるが、使われている語彙がタイ語を習い始めた初心者には難しい。中級レベルの生徒ならすらすら訳してほしい。英語も併記されているが、英語訳は以下の通りである。
 Beebag Handmade: Exquisite Thai Fabric Bag with a cloth layer inside the bag.
How to use it: Put the long hand bag into the short one for holding on your hand or arm.
*Beebag cannot be washed by using washing machine because it will destroy the cloth layer.
 上記のタイ語と英語を比較すると、決して直訳はしていないのがわかる。あくまでも利用者にわかりやすい訳文になっている。

父子鷹

昨日の第95回箱根駅伝では、選手達が第1区をスタートしてからすぐにアクシデントが起きた。大東文化大学の選手が集団の中ですぐ前を走る選手の足を踏んで転倒したからである。足に痛みをかかえて走る姿は気の毒であった。だが、最悪の状態でありながらも、彼は第2区の選手に襷をつないだ。
 テレビから、奈良監督という名前をたびたび耳にした。「奈良」という名前はなつかしい。何故ならば、私が大東文化大学へタイ語と英語を教えに行っていた頃、大東文化大が箱根駅伝で連覇し(1991年&1992年)、その時の<山のスペシャリスト>が、奈良監督であったからである。
 「大東はどうして強いの?」と、当時、誰かに尋ねたことがある。「大学の周辺(埼玉県比企郡岩殿)にはアップ&ダウンがある。毎日、遅くまで、選手達が黙々と走っているから」と教えてくれた。そこで、暮れなずむ中、選手が走る姿を私は実際に目におさめた。
 奈良監督の息子さんも大東文化の選手として、第5区を走った。まさしく父子鷹である。

日本列島始動

今日は仕事始め。いよいよ2019年が本格的に始動し始めた。
 年末年始、おとなしく家にこもっていたが、いい加減、人恋しくなった。そこで、昨日は、知人である東海大学同窓会理事さんのお誘いを受けて、霞が関ビルの東海大学交友会で開催されていた「東海大学箱根駅伝初優勝祝賀会」に飛び入り参加した。
 体育会系の方達ばかりが集まっていたので、これまで一度も味わったことのない楽しさを覚えた。あまりにも楽しかったので、2次会、3次会とはしごした。
 しかしながら、ゆっくり座って話をする中で、俳句歴20年以上で句集も編んでおられる方と出合った。彼はバレーボールの選手時代はセッターとしていつも作戦を練っていたこと、そして、電車の中では常に句作をしておられるとのこと。文武両面の素敵な生き方だ。

今年の年賀状から

私は70歳(2年前)から年賀状を自主卒業しましたが、今年もたくさんの年賀状を頂戴しました。この場をお借りして御礼を申し上げます。
 映像技師であるM氏(70กว่า)の賀状が、やはりパワフルで面白いと思いました。
 「本年は2月半ばからアンデス高地、次いで昨年逸したミクロネシア諸島ホッピング旅行、年末には仏領ポリネシア、ウア・ポウ島でのローカル芸術祭とスケジュール満載です」
 10年前に泰日文化倶楽部をおやめになったT氏の賀状は日本男子の典型的な生き方を伝えるものでした。
 「私は7回目の年男になります。生まれた昭和10年(1935)当時の平均寿命は男49.9歳、女49.6歳でした。戦後の食糧難で体の弱かった私が、ここまで生きるとは考えられませんでした。振り返ると戦前・戦後・学生時代・サラリーマン時代と思い出は尽きませんが、退職後すでに20年が過ぎ、そろそろ<昭和は遠くなりにけり>となるでしょう」
 最近、「人生百年時代」と喧伝されるようになったが、なにごとにも真面目に取り組まれるT氏の場合は、「人生百年越え」を実践なさってほしいです。