インドネシアの津波

今年の漢字が「災」に決定後、やはりそうかと思った。だがすぐに気持ちを切り換え、どうかもうあとは無事に新年を迎えたいものだと思った矢先、またしてもインドネシアで大きな津波が起きてしまった。
 テレビニュースを見ていると、「15年間かけて、こつこつお金を貯めてやっと建てた家が、5分で崩壊した」と男性の被災者は語った。女性は「これからどうしよう。仕事が無い」と将来を案じていた。その女性の顔は私に似ていた。私がそこに座り込んでいるかのようであった。
 時期が時期だから、2004年12月26日に発生したスマトラ沖地震がすぐに脳裏に浮かんだ。プーケット周辺のタイ人達もたくさん犠牲になってしまった。あれから14年。またしても大被害が…..。自然は美しいが、何が起きるかわからないという点では、やはり不気味だ。