八十八名物 ところてん

昨日は平成最後の終戦記念日であった。心を込めて黙とうし合掌した。
 東京は連日、34度~35度の暑さ。この5日間、外出は控えている。そこで、先日、香川県と愛媛県が合同で経営しているアンテナショップで買った「八十八名物ところてん」を食べた。「八十八」の読み方は「やそば」。香川県坂出市の八十場(やそば)で製造しているものだが、縁起をかついで「八十八」に書き換えたようだ。袋には「風情脈々 味伝承 二百余年」と書いてある。
 製造者(清水屋 きよみずや)をネットで調べると、まことしやかな由来が書かれてあった。「1900年前、景行天皇の御代に悪魚退治伝説が有り、日本武尊と八十余名の兵士は神童の捧げたやそばの水によって蘇生。したがって、この湧水を<弥蘇場の清水>という。230余年前に<心太茶屋>を開き、機械力に頼らず独自の手法によって二百年の伝統を守りぬいている」
 「八十八(やそば)」という表現が、<弥蘇場>に端を発しているとは知らなかった。そして、ところてんを漢字で書くと「心太」と書くことも知らなかった。暑さに負けず、心を太くして、八十八歳の米寿を目指そう!