大林宣彦監督 と 大学生達

今日の夜中、NHKの「最後の講義 大林宣彦監督」(再放送)を見た。癌を患っている大林監督が80年間の映画人生を、全ての細胞を結集して発声にまでこぎつけるその姿に、私は食い入った。そして、映画制作をかきたてる彼の「フィロソフィー」に聞き入った。
 一方、聴講している早稲田大学の学生達の真剣な表情に驚いた。「驚いた」と書くのは失礼だが、本当に驚いたのだから、そう書くしかない。これぞ大学生の真の顔だ。彼らはまさしく、考える顔をしていた。
 話し手が真剣勝負だから、聞き手も真剣な態度に出る。講義することの大切さをあらためて反省した。
 泰日文化倶楽部では、一週間に一度、早稲田大学の学生達が集まって勉強会をしている。未来を見据え、若者としての展望を熟成させる場所を求めている学生達よ、もっと集まれ。