和敬清寂

昨日はまるで梅雨があけたかの如き天候であった。日差しがきつく、あたかもタイにいるみたいな錯覚を覚えた。
 最近、同じマンションに住む高齢の男性がよく散歩をしておられるのを見かける。聞くところによれば、一日3回の散歩を心掛けておられるそうだ。理由は奥様を亡くされ一人暮らしになってしまったので、足腰を鍛えることが肝心と心に決められたとのこと。
 さて、本日の小題は「和敬清寂」。茶道ではあまりにも有名な評語であるが、「和敬静寂」と間違って書く人が多いそうだ。注意されなければ、私もそのように書くはず….。
 「清」という漢字は、「清める」という意味。したがって、茶道講師からは、「清める」という精神をたたきこまれている。
 夏があまりにも早くやって来たから、心も体も夏を受け入れる準備ができていない。しかし、いらいらすることは禁物。お互いに「和やかに」、そして、相手を「敬い」、「清め」の精神で、かつ、「静寂さ」を保ち、日々、無事に過ごしていこう。