大福帳=大宝恵(おぼえ)

 昔の商家では「大福帳」が書かれていた。この大福帳を、「大宝恵」ともいうそうだ。その読み方は、「おぼえ」。商家は商売繁盛が第一だから、大福帳はその家の宝である。大福帳の中に「福」が入っているのはまことに目出度いが、「大宝恵(おぼえ)」にも「宝」と「恵」が入っており、商人の商魂が垣間見られる。
 皆さん、最近、単語を覚える力やいかに? おそらく、減退、あるいは、停滞を感じてはいまいか。
 では、覚える力を増強させるにはいかにすべきであろうか? それには学習時間を増やし、何度も暗誦することである。それなら家にいてもできる。なにも教室だけが勉強の場所ではない。
 たくさん覚えて、「大宝恵(おぼえ)」=大福帳の厚みを増やしていこう!