花知鳥待花

 昨日の御茶室にかかげられていた御軸は「花知鳥待花」。その意味は、「鳥は花を知り 花は鳥を待つ」。だが、漢字の並びから読むと、「花は鳥を知っている。鳥は花を待っている」である。
 したがって、この五つの漢字は、「花は鳥が飛んで来て受粉を手助けしてくれるのを知っているから、鳥が飛んで来るのを待っている。鳥は鳥で花が咲くのが楽しみだから花が咲くのを待っている」と解釈したほうがよろしいそうだ。茶席においては、「花」は客人、「鳥」は亭主を比喩しているとのこと。
 では、これを「和知泰待和」というふうに漢字を置き換えてみよう。「和」は日本人、そして、「泰」はタイ国。タイが大好きな日本人はタイが待っていてくれる。タイはタイで、日本人を客人としていつでも歓迎してくれる。そのためには、タイ語を頑張ってマスターしよう。