北タイのプレー県

昨晩、「タイ語中級 月曜日18:00」のクラスで、北タイのことが話題になった。タイ人講師は「チェンマイには行ったことがありません。しかし、プレー県には毎年行っています。父方のお墓が有りますから、4月上旬の清明節の時に親戚兄弟皆そろって寝台列車で行き、お墓参りをします」
 生徒達は<プレー県 จังหวัดแพร่>という県名を知らなかった。そして、先生の発音が、プレーではなくて、ぺーにしか聞こえなかったので、何の話題かピンと来なかった。
 「タイ人はお墓を持たないと聞いているけど、先生のところは有るの?」と生徒が尋ねた。
 「父の両親は中国から来た中国人です。だからお墓が有ります」、と先生。
 話は北タイのことへと発展して行った。私は壁に貼っていたタイ全土の地図を取り外し、机の上に置き、プレー県の位置を指差した。
 我々日本人は、チェンマイ、メーホンソーン、そして、チェンラーイまでは馴染みが有るが、北タイにおけるそれ以外の県をほとんど知らない。観光地化され過ぎたところへ行くのはしばしやめて、素朴な田舎生活を見るのも勉強になる。タイ語の発音が悪いと、外国人観光客を知らない人々は、想像を働かせてくれないので、おそらくタイ語が通じないであろう。田舎でタイ語が通じれば、あなたのタイ語は本物だ。