ขอโทษ と ยกโทษ

昨晩から、「タイ語中級 金曜日19:00」のクラスは新人講師である指輪先生に担当していただくことにした。彼女はタマサート大学助教授であるが、日本の社会福祉を研究するために今年7月に来日したばかりなので日本語があまりわからない。したがって、今のうちだ。生徒の皆さん、大いにタイ語でしゃべり、日本の事情をタイ語だけで説明しよう。
 「何か質問が有りますか?」と授業の最後に先生が言うと、生徒の一人が「ขอโทษとยกโทษの違いがわかりません」と言った。
 「両方とも同じ意味ですが、ยกโทษのほうが、もっと意味が深いです。タイのテレビドラマを見ていると、この言葉はいつも使われていますよ。浮気がばれた時、旦那さんが奥さんに向かってยกโทษด้วย(赦してくれ)と言ってます。 ขอโทษ(ごめんなさい)では、奥さんの気持ちはおさまりません」
 横で聞いていた私は面白い事例だと思った。やはり結婚しておられる先生の話題は違うなあ。