目白のタイ料理店

昨日、友人と目白でお茶をした。2時間ばかり談笑したのち、夕食にタイ料理店へ案内することを考えた。そこで、目白駅近くにあるタイ料理店「ホワイト・ジャスミン」の開店時間をスマホで調べたところ、「閉店」と書いてあった。
 「閉店?」 それは変だ。新規開店してから、まだ1年位しか経っていない。「えっ、もう閉店?」と私は思わず声に出した。
 目白には、これまでにもタイ料理店が2~3店、オープンしたことがあるが、いずれの店も長くは続かなかった。唯一、頑張っている店は、新大久保から移転して来た「プアンタイ」だけ。
 目白は学習院大学と日本女子大学が有り、若者も多いのだが、彼らはタイ料理は食べない。理由? それは彼らにとって高いから。富裕層が多く住んでいるところでもあるが、高齢者達にはナムプラー(น้ำปลา)、パックチー(ผักชี)そして、ココナツ・ミルク(กะทิ)がだめ。したがって、エスニック料理は気持ち悪がる。
 こうなると、よほどの仕掛けを起こして集客力を工夫しない限り、目白でのタイ料理店は線香花火の如く、必ず消えて行く。