語学は発音が命である。発音を良くしたいと思って、教室に通って来られている生徒さんが多い。だから、彼らの希望を満足させるために、講師側は頑張って、根気よく発音矯正にあたるしかない。
しかし、講師のすぐ近くに座っていても、聞き取れない生徒達がいることに気がついた。
「เดี๋ยว diaw(上声) ちょっと待って」が、「เลี้ยว liaw(高声)曲がる」に聞こえるそうだ。
「แต่ テェー」が、「ぺェー」に聞こえることは有り得ないのに、そう発音する方がいて、今晩も、矯正に四苦八苦した。
しかしながら、初心者はとかくそのような傾向があっても不思議ではない。とにかく、タイ語の発音に慣れるには、タイ語をたくさん聞いて、自分の耳のみならず、身体全体に浸透させていき、それを自分のものにしてしまわなければならない。