タイ女性、銭湯へ

昨晩8時半から10時まで、香港女性に個人レッスンをした。授業後、タイ人講師と香港女性に、「これから銭湯に行くのよ」と言うと、二人は口をそろえて、「とても恥ずかしくて、まだ一度も行ったことがありません。これからも絶対に行きません」と言った。
 私が行った銭湯は高田馬場4丁目にある「福の湯」である。ここ2年ほど行っていなかった。下足入れのところからタイ語が聞こえて来た。まさか、タイ人がいるはずもなかろうに。しかも、7人も! 私はすかさず話しかけた。
 「銭湯に入るって、タイ人にとっては恥ずかしくないの? สำหรับคนไทย อาบน้ำด้วยกัน ไม่อายหรือคะ」
 すると、元気のいいリーダー格の女性が応えた。「先生、恥ずかしくありません。リラックスに来てるのよ。私はすぐ近くに住んでいます。この女性たちにも銭湯を知ってもらいたくて。明日は日光へ行くのよ」
 私のことを先生と呼ぶところを見ると、彼女は私を知っているらしい。残念だった。30分早く銭湯に行っていれば、タイ女性達と「裸のつきあい」ができたのに。